月影屋店主・デザイナー 重田なつき

日本大学理工学部建築学科卒業 2001年月影屋を創業 2004年渋谷区富ヶ谷に路面店をオープン
毎年夏に開催され今年14年目を迎えたラフォーレ原宿エントランス出店の他、伊勢丹新宿店、渋谷パルコ、
福岡IMSなど全国でポップアップショップをオープン。
海外にも顧客を抱え、LONDON 及びPARIS FASHION WEEKへの出展や、台北でのポップアップショップなどを開催。
またNHK WORLDで特集を組まれるなど海外向けメディアや、海外のメディアからのオファーも多数ある。

月影屋の浴衣・帯について

伊勢型紙、日本橋の老舗による手染め、手縫い仕立て、色を白と紺に限るなど、職人による伝統的な製法を頑なに守りながら、
和服の世界では類を見ない自由な発想と、国内外の著名人・ファッショニスタをはじめとする多様な顧客層を誇る。
代表作に「ヨコシマな浴衣」「春画の浴衣」「蛇皮の帯」「秋葉原の帯」「電飾の帯」「スワロフスキーの帯」など前人未踏な作風に定評!!


2001
 4月    月影屋設立
2003
12月    ラフォーレ原宿エントランスにて期間限定ショップ   
2004
5-8月   ラフォーレ原宿エントランスにて期間限定ショップ                            
    10     渋谷区富ヶ谷に路面店「月影屋」をオープン  
2005
6-7    ラフォーレ原宿1階エントランス にて期間限定ショップ
2006
2-3月   松屋銀座にて展示販売
     6-7    福岡IMSHPDECO」にて期間限定ショップ 
     7-8    ラフォーレ原宿1階エントランスにて期間限定ショップ 
2007
6       新宿LUMINE ESTにて期間限定ショップ
    6-7   ラフォーレ原宿「エントランスブース」にて期間限定ショップ  
2008
2       ロンドンファッションウィーク 公式エキシビションに出展
     6-7    ラフォーレ原宿「エントランスブース」にて期間限定ショップ    
20096-8    新宿伊勢丹にて展示販売  
     6-7    ラフォーレ原宿1階エントランスにて期間限定ショップ                           
     8
       徳島阿波おどり期間中 東新町商店街にて夜店をオープン
2010年6-8月   新宿伊勢丹にて展示販売   
     6-7月   ラフォーレ原宿1階エントランスにて期間限定ショップ 
     9月     ロンドン 「What Women Make」に出展
     10月    ロンドン gallery Eclecticにて 展示販売 



                                                 


掲載・TV

2013年 
NHK WORLD月影屋特集放送

2012年

1
21日放送 日テレ「メレンゲの気持ち」通りの達人代々木特集 
7
24日放送 日テレ「PON!」浴衣特集

2011年
フランス版[GRAZIA916-22日号
店主重田なつきのインタビュー

Mgirl MIKA NINAGAWA」 2011-12AW
蜷川実花撮影 相葉雅紀衣装

7
-9月放送 日テレドラマ「ドンキホーテ」松田翔太衣装


2010年
8月10日放送 NHK WORLD 
「WORLD FASHION EXPRESS」 In VOGUEコーナー

Lonely Planet社 ガイドブック「TOKYO」
講談社 FRaU 2月号 「市川染五郎×蜷川実花」
  

2009年
1月28日放送「 東京サイト」(テレビ朝日 提供 東京都)
2月23日放送「LEADER’S HOW TO BOOK」(テレビ朝日)
5月、6月放送「名探偵の掟」(テレビ朝日 ドラマ)松田翔太衣裳

esquire  BRUTUS  popeye  an.an  In Red   fiercive   七緒    ソトコト
men's non-no
  流行通信  モノ・マガジン 英国 ガーディアン誌  Rolling Stone日本版


他多数







20114       松屋銀座 「銀座きもの市」にて展示販売  
     6       福岡パルコonceAmonthにて展示販売
     6-7    ラフォーレ原宿1階エントランスにてポップアップショップ
     6-8    新宿伊勢丹にて展示販売
    11     京都「然花抄院」内GALLERY SUGATAにて月影屋個展
2012
5月     京都「然花抄院」内GALLERY SUGATAにて月影屋個展
     6月     渋谷ヒカリエ「然花抄院」にて月影屋展
     6-7   渋谷パルコonceAmonthにて展示販売
     6-7   ラフォーレ原宿1階エントランスにてポップアップショップ
     10月    きものサローネin日本橋
     11月    原宿plus in台北ならびにroomsLINK in台北出展
     11月    台北 PET SHOP GIRLSにてポップアップショップ
2013年6-7月    福岡IMS H.P.DECOにてポップアップショップ
            ラフォーレ原宿1階エントランスにてポップアップショップ
2014年6-7月    福岡IMS H.P.DECOにてポップアップショップ
           ラフォーレ原宿1階エントランスにてポップアップショップ
2015年6-7月    福岡IMS H.P.DECOにてポップアップショップ
           新宿駅地下構内 destination Tokyoにてポップアップショップ
           ラフォーレ原宿1階エントランスにてポップアップショップ
2016  6月    paris fashion week「the alphabet showroom」出展
     6-7月  新宿駅地下構内 destination Tokyoにてポップアップショップ
           ラフォーレ原宿1階エントランスにてポップアップショップ

スタイリング・衣装協力等

渡辺直美
香取慎吾「笑っていいとも」衣裳 フジテレビ 2011.07.04
松田翔太「ドン
キホーテ」 日テレ 2011.08.13
蜷川実花撮影 「蜷川妄想劇場」 小栗 旬 衣装スタイリング
「あずみ2」舞台挨拶 小栗旬 石垣 佑磨 衣装スタイリング
大塚 愛2005年ツアーパンフレット 大塚 愛衣装スタイリング
CASIO EXILIM CM衣装
アテニア化粧品 CM衣装
花王ASIENCE広告衣装
吉行 和子 映画衣装
蒼井 優ドラマ「おせん」衣裳
蜷川実花撮影 市川染五郎衣裳
ジョージア缶コーヒーCM衣装

永瀬 正敏 タッキー&翼 KAT-TUN 成宮 寛貴 ケンドーコバヤシ KREVA  
夏木マリ 上戸彩 国分太一 小椋ケンイチ(おぐねー) 大沢たかお 
香取慎吾
 平井堅 相葉雅紀 IMALU 岩井志摩子 壇蜜 松田翔太
                                            



月影屋 プロフィール
月影屋☆芸能人シリーズ!!! その他掲載紙などは、こちらをご覧下さい

                         

また、「月影屋」と言えば、浴衣や帯のみならず、その独特の世界観も魅力のひと

新作浴衣発表と同時に、ドラマティックなヴィジュアルイメージが制作されるが、そもそも「月影屋」というブランド自体、重田なつきがヴィジュアルイメージを作りたくて始めたようなものだ。

デビュー作である2005年「ヨコシマな男達」をはじめ、2006年「明後日のメッヒェン」、2009年「火傷すんなよ、ヨロシク」などのヴィジュアルイメージは、いわば"舞台総監督"としての重田なつきが、タイトル・ストーリー・場面設定・背景・衣裳などを担当した情景芝居。つまり、「月影屋」は、その登場人物たちの衣裳である浴衣を販売している、というのが実際なのだ。

また、毎夏には、ファッションの聖地「ラフォーレ原宿」の正面玄関において、「月影屋」ポップアップショップが開店。既に10年以上も続いており、提灯がズラリと並び、蛍光ピンクにペイントされた祭り屋台式のショップは、「原宿の夏の風物詩」としておなじみだ。


もうひとつユニークな特徴としては、「月影屋」ファンに、日本のセレブリティや海外のファッション関係者たちが多いことが挙げられるだろう。良いものを浴びるように見てきた "ファッションの目利き" たちは、「月影屋」の作品に、クオリティの高さはもちろん、伝統文化をふまえつつもファッション性・アート性に溢れているところに、魅了されるという。

「月影族」と呼ばれる「月影屋」ファン(1070代の老若男女)は、「着物や浴衣に興味はないが、月影屋の浴衣だけは着る」という人や、いわゆる「ファッション・アディクト」が多く、「月影屋はファッションマニアの終着点」とも囁かれているほど。

「月影族」のなかでもハードコアフォロワーは「ソフィア・ロー連」として知られ、「月影屋」の全国巡業に同行し各地を練り歩くのが恒例。ちなみに、「ソフィア・ロー連」とは、2009年の徳島市阿波おどりに「月影屋」が出店した際、阿波おどりの「◯◯連」というネーミングに触発されて、重田なつきが5秒で思いついた、とのことである。

月影屋、あるいは、鯔背(いなせ)な江戸美学への愛     井嶋 ナギ(文筆家)



現代において、最も "先鋭的" かつ "江戸前" な浴衣ブランド、「月影屋」。その "唯一無二" である由縁(ゆえん)は、「月影屋」の作品を見れば一目瞭然。

まず、浴衣は「白と紺」のみ。「白と紺以外は作らない」という強烈な信念、これぞ「月影屋」の象徴だ。「春画」「お金」「ヒョウ柄」などのブッ飛んだ柄に、「衣紋を大きく抜いた広衿仕立て」の浴衣、「蛇皮」を使用した帯、「スワロフスキー」をびっしり並べた帯、「写真を転写した」帯など、「月影屋」が "初めて" 実現したことを数え上げれば、枚挙にいとまがない。これらは、それまでこの世に存在しなかったものばかりであり、「月影屋」によって初めて""を与えられた。

 そうした独自性ゆえ、現代的で破壊的と形容されがちな「月影屋」。しかし、そのようなアイディアは、実は、オーナーデザイナー・重田なつきが心から愛する、歌舞伎や浮世絵などの "伝統的な江戸文化" から発想されている、ということを強調しておきたい。

たとえば、歌舞伎狂言『弁天小僧』からヒントを得た「志ら浪の浴衣」、同じく歌舞伎狂言『髪結新三』へのオマージュである「ひら清の浴衣」。たとえば、江戸工芸である熊手を散らした「熊手の浴衣」、江戸の艶本から発想した「春画の浴衣」。また、「日本髪の浴衣」は伊藤晴雨の責め絵に、「幽霊の浴衣」は芳年の幽霊画に、触発されたという。

一方、「蛇皮」の帯や、「スワロフスキー」を並べた帯、「写真を転写した」帯などは、一見、新しく現代的に見えるかもしれない。しかし、これらも、江戸で粋がっていた男や女が現代に生きていたら…という発想から誕生した。つまり、真の意味で"江戸の美学"のスピリットを現代に蘇らせていると言えよう。

こうした過去の日本への愛は、もちろん、「月影屋」の浴衣づくりにも反映されている。500年以上もの歴史をもつ「伊勢型紙」を使用し、今ではわずかに日本橋の老舗で取扱うのみとなった「バット染料」を用いて、伝統工芸技法「注染」で職人によって染められた浴衣の、仕立ては「手縫い」。

「紺と白」だけで表現する、クラシカルで鯔背(いなせ)"江戸の美学"を今に伝えるブランド、それが「月影屋」なのだ。
             
                                                   


About TSUKIKAGEYA and Designer NATSUKI SHIGETA

NATSUKI SHIGETA graduated the Architecture course at Nihon University. She has a desire for design and somewhere along the way came to believe that Obi (Japanese Kimono belt) should have a certain width but with an exaggerated length to attain the most beautiful style. This was the beginning of her passion to create Obi and Kimonos. In 2001 she launched the brand TSUKIKAGEYA, and her shop in 2004, near Harajuku --Tokyo's fashion mecca. Since, her works continue to appear in a wide array of stylings, magazines and films.

TSUKIKAGEYA demonstrates a strict observation of tradition while integrating playful motifs that bring her quality of style to an entirely new audience. People often try to label Shigeta's style, so call it what you will, but her designs always deliver extreme attitude
.

Authentic materials, unconventional patterns and traditional craftsmanship is what makes TSUKIKAGEYA stand apart. Combining age-old technique and artisanship with crazy and sometimes controversial subject matter has proven to be a winning combination. And if you take a moment to think about it, Japan has traditionally--and quite openly--played with the unconventional and the taboo. Perhaps NATSUKI SHIGETA'S designs are really not so unconventional after all.


月影屋プロフィール